横浜健育就労移行センターの特色
一般的に大学生であれば卒業就職は22歳、専門学校であれば20歳です。彼らに対して18歳での就職が『当たり前』と決めつけていませんか?
他の進路が提供されることで、彼らは初めて『選択する権利』を得るのです。『当たり前ではない』と私たちが環境を設定し提供することが大切です。彼らが悩んで選ぶこができるから納得することができるのです。
「ゆっくり学ぶ、しっかり選ぶ」ことが大切です。
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事業所の特徴として
横浜健育就労移行センターのストレングス
通所しやすい環境 | 事業所がある横浜線「小机駅」は「新横浜駅」から2分、「横浜駅」から18分と電車の便も良好です。また、「小机駅」からも450m徒歩5~6分と通いやすい立地です。通所にバスが必須ではなく、時間どおりに通いやすい環境です。 |
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厨房作業とSSTを中心 としたプログラム |
厨房作業では、健育センターに通う70名、職員20名に対して毎日約60食前後の給食を提供しています。A~E段階に作業を分けて取り組んでいます。 厨房以外では、SSTのプログラムを中心にしており、作業訓練よりも人間関係の構築を中心に毎日の訓練に取り組んでいます。 |
若い利用者が中心 | センターの特性上、利用者の年齢層は若く、平均で20歳前後となります。同年代の利用者が集まることにより、交流が盛んに行われます。一緒に遊びにいったり喧嘩をしたり、時には恋愛などをしながら、人間関係の構築を学んでいきます。同年代の集団だからこその成長があります。 |
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卒業後2年の訓練の意味
成人するまでの支援
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■ゆっくり学ぶ、しっかりと考える
「高校を卒業してすぐに就職は厳しいかも…」という言葉をよく耳にすることがあります。物事を学んで身に付けるまでに、時間が必要な彼らのほとんどが、高校卒業と同時に就職していきます。「もっと学びたい」「もう少しゆっくり」という言葉を形にしたものが、「専攻科」のような当就労移行支援事業所「横浜健育就労移行センター」です。平均年齢が20歳前後と比較的若い年齢の利用者が通所しています。■様々な視点から将来を考える
もちろん2年後の就職を目指します。しかしながら、「企業就労」が全てというようには考えておりません。その人なりのQOL(人生の質)を高めることが必要であり、それが必ずしも「企業就労」とは限らないからです。「福祉的な就労」=就労継続A型やB型も視野に入れて考えていきます。本人のニーズを生かしながら、本人が何に向いているかを考えていきます。■自立を目指して・・・
自立には様々な形があると考えています。「社会生活自立」:主に自分自身の身の回りのことを含めた自立。
「経済的自立」:収入と支出を考えていく。自分自身でお金の管理を目指していく。
「人間的自立」:自分自身を確立し、自己実現を目指していきます。
社会に向けた自立から、個人の内面に向けた自立に向けて進んでいきます。通常なら20歳から受給される障害者年金も「経済的自立」を助ける一つの役割があります。大学生であれば、社会に出るのは22歳です。ゆっくり学ぶことが必要な彼らが、2年間だけ自分自身を見つめなおす時間があっても良いと考えています。この時間も、自立を目指す大切な時間です。
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